さて、前回の【読書記録】で未来に一歩踏み出したはずなのだが、この本を読んで、老後が不安になってしまった。
前回の読書記録はこちら
友人の死をきっかけに、老後に不安を抱えた主人公が、塀の中なら食べるに困らず、介護も受けられるニュースを見て、塀の中にはいるには…と日々考え過ごすようになる話。
主人公は、真面目で、いろいろ悪いことを考えるのだが憎めず助けたくなる人物だ。
楽しく読み進め、読み終わった後は、スッキリしたのだが、もともと老後破綻に敏感だった私は、じわじわと、老後が不安になりはじめた。
老後のことを考えて不安になる事は、度々あって、そんな時は、家計簿とにらめっこするのである。
にらめっこしたところで、お金が増えるわけではないのだが、無駄なものは買ってないかな?使いすぎてないかな?…と、家計簿の中をパトロールする事で、今の家計と向き合い、気を引き締める事ができ、それが不安を減らす事につながるからだ。
そして、今回も家計簿とにらめっこしている。
結局、今も老後も、足るを知り、その時の収入の中でやりくりするしかないのだけれど…近い将来やってくる老後に向けて、少しでも多く蓄え、働けるうちは働こうと思うのであった…。