美味しそうなおにぎりがかわいい表紙だ。
山登りはお腹がすく。こまめに食べながら歩かないと、バテてしまう。シャリバテになるのだ。
シャリバテになるとどうなるか…判断力が鈍り、頭がふわふわして、滑ったり、つまずいたり、転びやすくなる。道迷いや転倒転落、遭難のリスクが高くなるのだ。これは、高山に限った話ではなくて、低山でも同じ。
だから、山に登る時は、出発前のご飯から大事だし、行動食といわれる行動中の食べ物も重要だ。
そんな、山を登る上での食事の、必要なエネルギー量から栄養素、持ち運び方、レシピ…が詰まった本。
中でも、食糧計画書の作り方がとても参考になった。
登山行程に沿って、いつどこでどんなものを食べるか、材料や必要な道具などを表にするのだ。頭の中で考えて準備するだけより、表にする事で、整理しやすく、忘れ物も少なくなるだろう。
前に、登山口に着くまでに、コンビニで昼ごはんを買えばいいや…と思い出発したが、コンビニによる時間がなく、登山口付近にもそれらしいものを買う場所がなく、行動食のみで登った時があった。山頂にお店があり、ご飯は食べれたからよかったが、お店が閉まっていたらと思うと、危ない山行だった。
これから、安全に山登りをするために、山での食事を楽しむために、この本を読んで、登山食の経験を積みたいと思った。