登山計画をしっかり立てましょう。
よく調べて準備しましょう。
…なぜ?
行きたい山に、パッと行けばいいんじゃないの?
と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、登山計画がなぜ必要なのかお伝えしていきたいと思います。
その1 遭難リスクがあるから
登山は危険と隣り合わせです。準備が不十分だと、もしもの時に対応できません。少しでもリスクを減らす為に、計画を立てて準備するのです。遭難した場合、冷静でいられないと思います。しかし、計画を立てて準備してあれば、何もしてないより、落ち着いて対応できると思います。
遭難した場合、捜索の手がかりになるのが登山届です。面倒がらず、提出しましょう。
その2 山は暗くなるのが早いから
山は暗くなるのが早いです。日が落ちるといっきに暗くなり、気温も下がります。なので、登山は早く登り始めて、午後3時には下り終えましょう。
登山地図などで、登山にかかる時間を調べて、休憩時間などを含み、3時までに余裕を持って下山できるように、計画しましょう。
この余裕がとても大事です。
私は、余裕ない計画を立てて、山頂に着くまでに日が暮れてきて、焦ってルートを外れてしまい、知らない場所に下山したことがあります。本当に怖かったです。生きて帰れたことに感謝した1日でした。
そうならないように、気をつけましょう。
その3 家に着くまでが登山だから
家に着くまでが遠足です。小学生の時、遠足のたびに先生に言われたものでした。
登山口までのアクセスが車だったら、登山で疲れていても運転して帰らなければなりません。
公共交通機関だったら、バスや電車の時間に合わせなければなりません。
特に、バスは本数が少なかったり、最終便が早かったりするので、注意が必要です。
登山は朝も早く、たくさん歩いているので疲れます。車の運転も、居眠りしないように休憩や仮眠をとりましょう。
私は、登山帰り、何度か居眠り運転してしまいました。事故は起こさなかったものの、危なかったので、近場以外は、公共交通機関です。
その4 山には、トイレがあちこちに無いから
山は自然豊かな場所です。トイレは決められた場所にしかありません。
登山口でトイレに行かずに「どっかにあるでしょ」…と、思って頂上までない!なんて事も。
頂上にもない場合もあります。
調べておけば、「ここでトイレに行っておかなきゃな。」と、判断することができます。
その5 街中のように、コンビニはないから
お昼ご飯を準備せず、「着いたら何かあるでしょ」…は、通用しません。
登山は体力を消耗するので、行動しながら食べたり、飲んだりします。食べることは、大事です。
空腹になると、集中力が低下して、転びやすくなり、怪我や転落のリスクが高くなります。
ボーッとなり、道も間違えやすいです。
お弁当を持って行く場合は、登山口に着くまでに、準備しましょう。
山で調理する場合は、火が使える場所か確認が必要です。火気厳禁の場所もありますので。
山小屋で食べる場合は、喫茶時間を調べておきましょう。着いたら、closeだったら悲しいです。
以上が、登山計画が必要な理由です。
少しでも、事故や遭難、怪我のリスクを減らす為に、楽しい登山をする為に、計画を立てましょう。
計画を立てている時も、ドキドキわくわくして楽しいと思いますよ。