題名の通り、表紙に名前がある4人の岳泉会の皆さんの山行が、それぞれの視点で写真と共に綴られている本。
山の景色だけでなく、山小屋の様子なども写真で撮られており、山での過ごし方の様子…空気感が伝わってくる。
同じ山でも、登る人それぞれの感じ方や、登山ルート、スケジュールの組み方があって、とても参考になる。
楽しみ方は、人それぞれなのだなぁと、改めて感じた。
私は、山登りは初心者で、山小屋に泊まったのは1回。テント泊は脳内のみで、まだ一度も行った事がない。
初めての山小屋は、周りの人がみんな山登りの達人に見えて、居心地が悪かった。
同じ部屋になった人たちとの会話は、どこから来たんですか〜?から始まり、〇〇に登った、あそこの山はこうだった…など、山の話が多く、地元の低山しか登ったことのなかった私は、気後れしてしまった。
でも、東京から来た若くてキレイな女性が、山では、靴下は2.3日替えなくても大丈夫。下着1枚でも軽量化するように考える。とおっしゃっていた事が印象的で、こんなキレイなお姉さんでも、靴下替えないんだね、と妙に感心してしまった。もう顔も忘れてしまったけれど、その言葉だけは準備の時に必ず思い出す。
5月に控えている、九重連山は2回目の山小屋泊だ。飛行機はジェットスター。手荷物は7キロまでなので、お姉さんの言葉を思い出し、下着1枚必要か考えて、準備を進めるつもりだ。
山小屋、楽しめるといいなぁ…